2015年4月19日日曜日

Skinware x Maison De Reefur コラボレーションアイテム

2015年4月18日に、代官山にリニューアルオープンしたばかりの梨花さんのブティック、MAISON DE REEFURとSkinwareの限定コラボアイテムが登場。

ボタニカルダイで染めたランジェリーとルームシューズ、アイマスク。
グレーはイチジク、グリーンはクチナシで染めたシックな色合い。オーガニックコットンの 優しい肌触りで、素敵なリラックスタイムに。














Maison De Reefur
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町24−7 代官山プラザビル 1F

https://www.maisondereefur.com/

2015年4月2日木曜日

Skinware:TRUNKマガジンvol.5 デザイナー可児ひろ海インタビュー記事

旅をコンセプトにしたライフスタイルマガジン『TRUNK』05号で、
Skinwareデザイナー可児ひろ海の連載インタビュー『JOURNEYS OF AWARENESS』が掲載されています。

今回のテーマは「台湾のクリエイターと出会う“Awareness”の旅」。

2度に渡る台湾への訪問で、新しい「気づき」に出会い、偶然から縁をたぐり寄せる旅となりました。
クリエイティブな台湾のいまを感じるインタビューご覧ください。







04 台湾のクリエイターと出会う“Awareness”の旅

日本から近くて、食べ物がおいしい台湾は、日本女性に大人気の旅先。私もふとしたことから、2013年に初めて台湾を旅することになりました。アジアのクリエイターをフィーチャーした『アジアン・クリエイティブズ』という本を製作している友人の取材に同行する、というのが旅の目的。この本は、「ubies(ユビエス/アジアのアーティストが多数参加するクリエイティブプラットホーム)」に関連したプロジェクトで、友人は各国でクリエイターを訪ね、取材していたのです。偶然、台湾にクリエイターの友人がいたことから、私もご一緒することに。とはいえ、わずか2泊のショートトリップ。「取材の合間に、おいしい小籠包も食べられるといいな」くらいの軽い気持ちで、台湾へ向かいました。ところが、この旅には予期せぬ素晴らしい出会いが待っていたのです。

ピュアで熱い台湾のクリエイターたち
この旅でまず訪ねたのは、カナダ出身で台北在住のジェイソン・コーネリアス。彼は雑誌のディレクションや出版をしているアートディレクターで、私たちはラッキーなことに、彼の紹介で次々と素晴らしいクリエイターも出会うことができました。そのひとりが、本の装丁などで活躍する気鋭のグラフィックデザイナー、アーロン・ニエ。彼が手がけるタイポグラフィーは、シンプルなのに凝っていて、ミニマルなデザインがとても素敵。そして、クリエイションに対する眼差しやハートが情熱的なのです。正直、これほど熱いクリエイターが台湾にいるとは知らず、私にとっては大きなインパクトの初台湾となったのでした。
出会いはこれだけでは終わりません。翌年、私は偶然にも、ふたたび台北を訪れ、素晴らしいクリエイターを知ることになるのです。2度目の旅はニューヨークを拠点に活躍する台湾人アーティスト、ヨーク・ウーの帰省に連れ立っての旅。彼はシャネルなどハイブランドとコラボレーションや、1点もののビジュアル本の製作などで活躍しています。この旅で出会ったのが、ボタニカルアーティストのジョシュア・リー。植物を使ったアートは洗練されつつも素朴な感じで、暖かいみに溢れていました。
アーロンやジョシュア、そしてその仲間たち。2度の旅で出会ったクリエイターたちはみな、クリエイションに対してとても純粋に突き進んでいました。日本のように「これをやれば、ああなれる」という方程式がまだできあがっていないためか、未知であり自由なのかもしれません。「個性が光るモノを造れば注目される」という環境が彼らのモチベーションに繋がり、眩しいほどにイキイキとしている。そんな姿は「これ、面白いからやってみよう!」とワクワクしていた学生時代の自分を思い出させ、新鮮で、懐かしさを覚える旅でもあったのです。

クリエイションを感じるショップやカフェと訪ねて
 彼らのピュアなハートと、街の随所に残るちょっとノスタルジックな風景。それらが相まって、台北は私にとってとても心地のいい場所でした。それに、この街は今、ハイセンスなショップやカフェが増えている、とても面白いところなのです。クリエイター同士がSNSなどを利用して、仲間と刺激を与え合ったり、コラボレーションしているから、新しいものが次々と生まれてくるのでしょう。たとえば、「Fujin Tree 355」。台湾人アーティストが手がけるアクセサリーや雑貨が揃う、心地いいブティックです。「Cha Cha The」は台湾茶を始め、世界各地から厳選したお茶が揃う素敵なティーショップ。透明の容器に入ったオリジナルブレンドのお茶缶もかわいらしく、お土産にぴったり。「amba TAIPEI XIMENDING HOTEL」は個性的なデザイナーズホテル。普通のホテルとは雰囲気がひと味もふた味も違います。
もちろん、台湾旅におしいしものははずせません。「四知堂」は閑静な住宅街にあって看板もないのに、一歩店内に入れば、センスの良い空間の創作台湾料理レストラン。フレッシュな食材を使ったヘルシーな料理で、幸せな気持ちにしてくれます。その隣には、ローカルに大人気の小籠包店「濟南鮮湯包」が。実はここが満席だったため、セカンドチョイスとして隣の「四知堂」に入ったのですが、これが嬉しいサプライズでした。
「おいしい小籠包を食べられるといいな」という、なにげない気持ちから訪ねた台湾。でもこうして、人との強烈な出会い、素敵なショップやレストランの発見があったのは、偶然ではなく、縁があったからこそ導かれた、そんな気がしてならないのです。あえて予定も予想せず訪れた旅だからこそ、かもしれません。「台湾といえば、小籠包と足裏マッサージと茶藝館?」そう思っている人も、今、沸々と沸きあがるクリエイションを感じさせる台湾を訪れてみれば、あなたらしい「気づき」があるかもしれません。